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「わからない」と言われたときの聞き直し方

公開日:2026/10/10

せっかくの1問に「わからない」が返ってくると、がっかりしますよね。でも、「わからない」には必ず理由があります。理由が分かれば、少し言い方を変えるだけで「はい」か「いいえ」を引き出せます。

「わからない」になる5つの理由

1. 基準があいまい

「大きいですか?」「古いですか?」は、何と比べるかで答えが変わります。ゾウと比べれば小さくても、ネズミと比べれば大きい、ということがよくあります。

2. 種類や地域、時代で分かれる

「花は赤いですか?」は、赤い品種も白い品種もある植物では答えが決まりません。乗り物や道具でも、製品によって形や材料が違うことがあります。

3. 好みや評価を聞いている

「かわいいですか?」「おいしいですか?」「すごい人ですか?」は、人によって答えが変わります。

4. はい・いいえで答えられない形

「何色ですか?」「どこにありますか?」のような質問には、はい・いいえで答えられません。

5. 細かすぎる

専門家でも意見が分かれることや、ほとんど記録が残っていないことは、はっきり答えられないことがあります。

聞き直しの4つの道具

  1. 比べる相手を決める:「大きいですか?」→「人より大きいですか?」
  2. 「ふつうは」「多くは」を付ける:「温かいですか?」→「ふつうは温かい状態で食べますか?」
  3. 評価を事実に置きかえる:「人気がありますか?」→「ペットとして飼われますか?」
  4. 答えの候補を自分で出す:「何色ですか?」→「赤いですか?」

種類によって分かれるときは、「〜な種類がありますか?」と聞くのも手です。「白い花が咲く種類がありますか?」なら、1種類でも当てはまれば「はい」になります。

カテゴリ別の書き換え例

カテゴリ わからないになりやすい聞き方 聞き直し
動物 「大きいですか?」 「人より大きいですか?」
動物 「何を食べますか?」 「肉を食べますか?」
食べ物 「おいしいですか?」 「甘い味がしますか?」
食べ物 「高いですか?」 「1人前が1000円以上するのがふつうですか?」
乗り物 「速いですか?」 「時速100キロ以上で走れますか?」
乗り物 「何人乗れますか?」 「一度に10人以上乗れますか?」
日用品 「何でできていますか?」 「金属でできているものが多いですか?」
日用品 「便利ですか?」 「毎日使いますか?」
世界の有名な場所 「きれいですか?」 「世界遺産ですか?」
楽器 「むずかしいですか?」 「学校で習いますか?」
植物 「花は何色ですか?」 「黄色い花が咲きますか?」
世界の国 「暑いですか?」 「国の中を赤道が通っていますか?」
世界の国 「人口は多いですか?」 「人口は1億人より多いですか?」
天体・宇宙 「遠いですか?」 「月より遠くにありますか?」
スポーツ用品 「重いですか?」 「片手で持てますか?」
歴史上の人物 「えらい人ですか?」 「王や皇帝の位についた人ですか?」
神話・伝承の存在 「こわいですか?」 「人を襲うとされていますか?」

お題ごとの実例

聞き直すと、こんなふうに答えがはっきりします。

  • すいか:「何色ですか?」は答えられません。「中の果肉は赤いことが多いですか?」なら「はい」です。
  • ピサの斜塔:「高いですか?」は基準があいまいです。「高さは100メートルより高いですか?」なら「いいえ」です。
  • ペンギン:「寒いところにいますか?」は、暖かい地域にすむ種類もいるので答えが割れます。「主に南半球にいますか?」なら「はい」です。
  • バラ:「花は赤いですか?」は、さまざまな色の品種があるので決まりません。「茎にとげがありますか?」なら「はい」です。
  • ペガサス:「強いですか?」は評価の質問です。「空を飛べますか?」なら「はい」です。
  • ガリレオ・ガリレイ:「すごい人ですか?」は評価です。「科学の研究をしましたか?」なら「はい」です。

「わからない」もヒントになる

「わからない」は、まったくの無駄ではありません。「花の色は赤ですか?」が「わからない」なら、いろいろな色の品種がある植物かもしれません。「寒いところにいますか?」が「わからない」なら、種類が多く、すむ場所が広い生き物かもしれません。どの理由で答えが割れたのかを考えると、次の質問のヒントになります。

1問ずつ、それだけで分かる文で聞く

AIは、質問を1問ずつ判定しています。「じゃあ、さっきのより大きい?」のように前の質問を受けた聞き方だと、何と比べているのか伝わりません。毎回、その1文だけで意味が分かるように書きましょう。

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