仕組み
ナゾミエのAIはどうやって答えているのか
公開日:2026/10/10
ナゾミエでは、プレイヤーの質問にAIが「はい」「いいえ」「わからない」で答えます。AIはお題のことをどのように知っていて、どうやって答えを決めているのでしょうか。この記事では、その流れをできるだけかんたんに説明します。
お題ごとに用意された「事実の一覧」
ナゾミエの2,160問のお題には、1つずつ、およそ20件の「事実の一覧」が用意されています。お題の特徴を、はい・いいえで確かめられる短い文にまとめたもので、運営が内容を確認しています。
たとえば動物の「キリン」なら、次のような事実が並んでいます。
- 哺乳類である
- 首が非常に長い
- 草食である
- アフリカのサバンナに生息する
- 立ったまま眠ることが多い
言い切れないことは「〜とされる」と書くなど、一般に知られている内容だけを入れています。
判定するのは Anthropic の Claude
質問への答えを決めるのは、Anthropic 社のAI「Claude」です。Claude には、お題の名前と事実の一覧、そしてプレイヤーの質問が渡されます。答えの決め方は、おおまかに次のとおりです。
- 事実の一覧に答えが書いてあれば、それに従います。
- 一覧に無くても、広く知られていて答えがはっきり決まることなら、一般的な知識で答えます。
- どちらとも決められないときは「わからない」と答えます。
キリンで言えば、「首が長いですか?」は一覧のとおり「はい」です。「動物園で見られますか?」は一覧にありませんが、よく知られたことなので「はい」になります。一覧と一般的な知識が食いちがうときは、一覧のほうを優先します。
1問ずつ、その質問だけで判定する
AIは、それまでのやりとりを全部読み返しながら答えているわけではありません。毎回、お題の情報と「今の質問」だけを見て判定します。
こうすると、前の答えに引きずられて判断がぶれることがありません。同じ質問なら、何問目に聞いても同じ答えが返ります。
そのかわり、「さっきの答えと反対ですか?」のように、前の質問を前提にした聞き方には答えられません。質問は1つずつ、それだけで意味が通じる形で書きましょう。
AIを使わずに決まる答えもある
すべての質問をAIが判定しているわけではありません。
- お題の名前や、よく知られた別名をそのまま言い当てたときは、プログラムが文字を照らし合わせて正解を決めます。キリンなら「キリンですか?」も「ジラフですか?」も正解です。
- 「動物ですか?」のように、カテゴリの名前だけを聞く質問には、プログラムがそのまま「はい」と答えます。
- 同じお題で、前にだれかがした質問と同じ質問には、そのとき記録した答えを使うことがあります。答えがそろい、返事も速くなります。
名前が出たときは、もう一度確かめる
プレイヤーがちがう書き方や愛称でお題を言い当てたとき、AIが「正解を言い当てた」と判断することがあります。このときは、すぐには正解にしません。本当に同じものを指しているかを、もう一度AIに確かめてから正解として扱います。
確かめるのは、お題をふくむ広い分類を、言い当てと取りちがえないためです。キリンのときの「哺乳類ですか?」は、正解ではなく「はい」です。答えを言う欄に「哺乳類」と書いた場合は、当てはまるけれど答えそのものではないので、「おしい」と表示されます。
「わからない」が出るわけ
「わからない」は、AIが手をぬいているのではありません。答えが1つに決まらないときに、わざとそう答えています。
キリンで「かわいいですか?」と聞くと、好みによって答えが変わるので「わからない」です。ペンギンで「寒い場所に住んでいますか?」と聞くと、氷の上で暮らす種類も、暖かい地域に住む種類もいるので、「わからない」になりやすくなります。こうした質問は、比べる相手や条件を決めて聞き直すと、はっきりした答えが返ってきます。
AIもまちがえることがある
AIの判定は完ぺきではありません。言葉の受け取り方がずれたり、細かいことを取りちがえたりすることがあります。
おかしいと思ったら、答えの発表後に、結果の画面の「判定がおかしい?」から、正しいと思う答えを送ってください。届いた報告は、運営が1件ずつ確認します。誤りだと分かったら、その質問の答えの記録を直し、必要なら事実の一覧も直します。こうして、同じ質問で同じまちがいがくり返されないようにしています。
ナゾミエの答えは、遊びのためのものです。調べものの根拠にはせず、推理を楽しむ手がかりとして使ってください。